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  4. (5)短時間雇用の労働問題の対処法について

リストラ対処法

9.不安定な雇用の労働問題の対処法

(5)臨時・季節工、パート・アルバイトなど、短時間雇用の労働問題の対処法について

これらの労働者は正社員ではないと言うだけで、ひどい賃金差別を受けています。企業内の労働組合に加入することができないし、一時金もなければ社会保険すらない、しかも請負なのか派遣なのか分からないというような、いいかげんな雇用形態もあります。一般的にこれらの労働者は「短時間労働者」と呼ばれます。

平成5年12月に「短時間労働者の雇用管理の改善に関する法律」が施行され、

  • 労働時間や賃金などの労働条件を書いた文書を労働者に交付するように努める
  • 就業規則を作成し、又は、変更しようとするときは、労働者の過半数を代表する者の意見を聴くよう努める、ことが明記されました。

いわゆるパート・アルバイトなどの短時間労働者の労働問題でもっとも多いトラブルは

  • 求人広告の内容が守られない
  • 理由もなく解雇された
  • 賃金を払ってくれない
  • 一方的に時給を下げられた
  • 正社員と同じ仕事なのに、賃金が著しく劣る
  • 勤務を気まぐれに変更されたり、他店への応援を本人の意見を無視して行う
  • 能力を口実に残業・深夜手当を払わない
  • 契約期間中なのに辞めてほしいと言われた
  • 長期間働いてほしいと言っていたのに、契約の更新を拒否された

などで、立場が弱いこと、労働法に通じていないことを反映して、理不尽な扱いが多いのが特徴です。こうした不安定雇用の労働者こそユニオンに加入し、団結することで労働者の権利を守り、労働条件の向上を勝ち取る必要があるのです。

こうした労働者は契約にあたっては、必ず法律にもとづいて労働条件を詳しく明示した雇用契約書を作成することを要求してください。単なる口約束やあいまいな契約は、あとで必ずトラブルのもとになると心得ておく必要があります。また就業規則を見せてもらうことを主張してください。社会保険の有無についても入社時に確認しておく必要があります。

短時間雇用で働く人も立派な労働者であり、労働基準法などの保護を受けることができるのです。問題があれば泣き寝入りせず、ユニオンに相談して問題点を整理し、まず自分で雇用主と交渉してください。これも人間修行と思い、勇気を出して主張すべきことを主張し(その内容をICレコーダーなどで記録してください)、それでも解決しない場合は、ユニオンに加入した上で団体交渉で解決を目指すのがいいと思います。

※なお正社員と同じ仕事でフルタイム労働の準社員や臨時工などの、いわゆる"疑似パート"の場合は、賃金が正社員の8割以下は違法となります。この場合は賃上げ要求とともに正社員化を要求して、ユニオンとして交渉していく必要があります。

疑似パートが長い年月にわたる場合は、会社に正社員化する義務が生じると考えるべきなのです。

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