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リストラ対処法

5.希望退職募集による退職強要と闘う

(4)希望退職拒否後の攻撃に備えて団結を強化する

さて、希望退職を拒否したあなたを会社がどう見ているかは、その後の処遇に現れてきます。減給や配転・降格にしてくる可能性がありますが、その場合は退職強要を拒否したことに対する報復であるので断固闘わなければなりません。したがって希望退職が終了したとしても、あなたは決して油断してはならず、“戦闘モード”を持続して、小型ICレコーダーを常に準備して仕事をする必要があります

重要なことは同じように退職強要を拒否した仲間と力を合わせ、職場の仲間と団結して組織的な運動団体を作る必要があります。職場に労働組合がなければ組合の支部結成を目指したり、御用組合があるなら、組合を強くすることを目指して骨幹を形成したり、個人加盟の労組への二重加入をすることも考える必要があります。

組合員の雇用を守ろうとせず、逆に会社のリストラに協力するような組合は本当の労働組合とは言えないのです。組合を強くする活動を目指しつつ、個人加盟の労組に加入して自分を守ることも、日本の現状では必要であるといえるのです。

−退職強要を進める側が怖いこと−

朝日新聞に「希望退職募集」のため「退職勧奨」をしていた元課長の話が掲載されていました。その人は労働者に「退職してほしい」とうながす時、相手が「あなたはどうするのか」と反問することが「怖かった」そうです。会社が作成したマニュアルでは、そう反問されると『去るも地獄、残るも地獄』と答えることになっていたそうですが、マニュアルがあっても「あなたはどうするのか」と言われることが怖くてしかたなかったと言うのです。その人は結局何人かの人を退職させた負い目があって、自分も退職したというのです。

会社の退職強要はする側の管理職をも精神的に追いつめていくのです。少なくない中間管理職が自殺に追いつめられています。

経営者が経営の失敗の責任を取らずに、ぺーぺーである労働者に責任転嫁に等しい退職強要をやることが数多くの悲劇を生んでいること、またそのことが日本の労働者の階級的意識変革を迫っていることを見なければなりません。

多くの労働者が“泣き寝入り”を拒否して「個別労働紛争」を闘っていることは非常に重要な階級的成長といえるのです。

「泣き寝入り」せずにあなたも闘いに立ち上がることを切に希望します。企業のリストラに直面して、あなたは初めて、人間らしく誇りをもって生きることの難しさを経験しているのです。勇気を持って、自分が希望もしていない「希望退職募集」に応じる事を断固拒否してください!

私達『新世紀ユニオン』は全力をあげてあなたの闘いを支援し、ともに闘うことを約束します。団結して共に闘いましょう。

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